こんにちは、森のやまちゃんです。
今回は基本のエアコンクリーニング方法を紹介します!
エアコンクリーニングの基本の『き』の部分なので、エアコンクリーニングのプロを目指している方、または頑張って自分でエアコンクリーニングをやってみようかな、と考えている方には参考になると思います。
初心者向けに解説をしていくので、興味のある方は参考にしてください!
ちなみにエアコンクリーニングをプロに頼みたい!という方にはくらしのマーケットやユアマイスターなどのハウスクリーニングのポータルサイトがオススメです!
エアコンクリーニング業者さんの口コミや、作業に来る方の顔写真を見てから依頼ができるので安心感があります(^^)/
エアコンクリーニング業者選びの参考になると思いますので、良ければチェックしてみてください!
エアコンクリーニングはプロにおまかせ!【くらしのマーケット】エアコンの分解方法
今回はこちらのエアコンを掃除していきます。
日立のノーマルエアコンです。
機種名はこちら、RAS-AJ22Jです。
分解の前にはまず試運転をします。
試運転時のチェックポイントは
・冷房、暖房は正常に稼働するか
・異音はないか
・ルーバーやフラップは正常に動くか
・室外機に異常はないか
・その他エアコンパーツに異常はないか
以上のようなことを確認します。
初めにしっかりとエアコンをチェックすることで不要なトラブルを回避できます。
例えば始めから異音があったとしても、エアコンクリーニングが終わってからお客様に伝えてしまうと、場合によってはエアコンクリーニングの時に壊したのでは?と疑われてしまう可能性があります。
作業の前にはしっかりと上記のチェックポイントを確認しましょう。
動作確認が終わった後は、まず電源を抜きます。
そして前面パネルを持ちあげて、フィルターを外します。
前面パネルは両サイドの窪みに手を入れて持ちあげると開きます。
フィルターは上にあげると爪が抜けるので、そのまま手前に引き出します。
前面パネルの分解方法は、パネル両サイドがエアコン本体に刺さっているので、その刺さっている部分をエアコン本体から引き抜くと外せます。
次にフラップ(風向羽)を外します。
真ん中の支えを抜いてから、フラップを軽くたわませてモーターから引き抜きます。
このフラップはとても割れやすい部品なので注意してください。
この機種は比較的分解しやすいですが、機種によってはフラップを少し動かしただけで、モーターとの接続部分が割れます。
注意してください。
本体カバーのネジを外します。
この機種は3カ所ネジがありました。
ネジを外したら、エアコン上部にある爪を外します。
これは本体カバーを少し持ち上げながら手前に引くと外せます。
本体カバーの下側にも爪が刺さっています。
下側は『押す』という表記がされている部分が二カ所あるのでそこを押しながら手前に引っ張ると爪が外れます。
カバーが外れました。
この機種はここまで分解すれば洗えます。
ちなみにこのエアコンは日立には珍しくドレンパン一体型です。
これ以上の分解だと背抜きをしなければいけないので、このまま洗うのがオススメです。
エアコンクリーニング養生
エアコンクリーニングをする前にまずは養生をしていきます。
エアコンクリーニングで養生をする理由は、
・電気部品など濡れてはいけないパーツの保護
・エアコンクリーニング時の排水経路の確保
この二点が理由です。
まずは基盤やモーターの養生をします。
使用するのは550mmのマスカー
それと養生テープです。
こちらの機種は右側に電気部品が集まっています。
上の写真のようにアルミフィンの右端でぐるっと一周マスカーを巻きます。
そして養生テープでしっかりと留めます。
マスカーで包んだ部分の下側を、はさみで切っておきます。
これは万が一水が養生内に入ってしまった場合に排水するために開けます。
穴が開いていないと水が溜まり電気部品が水に浸かってしまう恐れがあります。
なるべく穴をあけておきましょう。
ドレンパンの下側にもマスカーを貼ります。
これはファンを洗うときの汚水の流れを作るために貼ります。
そして本体のすぐ下側にもマスカーを貼ります。クロス部分に貼るので先にマスキングテープを貼ってからそのうえにマスカーを貼ります。
こうすることで、マスカーを剥がすときにクロスも一緒に剥がれてしまうのを防止できます。
仕上がりはこんな感じです。
次にエアコン背面に支持金具を差します。
そこにエアコンカバーをかけて、支持金具の真ん中を連結させれば養生は完成です。
ちなみに使っているカバーはこちらです。
横浜油脂さんの88cmのカバーです。
エアコンクリーニングの機械と洗剤
エアコンクリーニングに使用する機械はこちらです。丸山製作所さんのエアコン洗浄機です。
こちらを組み立てて使用します。
給水ホース(太い方)と排水ホース(細い方)を本体に差し込みます。給水ホースはオレンジ色の部品を開いた状態で差し込み、閉じることでロックされます。排水ホースは差し込むだけです。
吐水ホースを本体に取り付けます。
ガンを組み立てます。家庭用エアコンはこの長さのガンで大丈夫です。
業務用エアコンクリーニングの時は付属のガンの延長パーツも取り付けます。
吐水ホースをガンにも取り付ければ機械の組み立ては完了です!
エアコンクリーニング洗剤
エアコンクリーニングで重要な物の一つが洗剤です!どんな洗剤を使うかで、洗浄レベルが変わります。
今回使用する洗剤はこちらです。
オーブテックのエアコンクリーナーです。
こちらは、弱アルカリ性の洗剤でリンス剤も不要です。アルミフィンを腐食することなく洗浄が出来るのでお気に入りの洗剤です。
エアコンの汚れ具合にもよりますが、僕は水5リットルに対して洗剤を200mlちょい入れます。汚れがひどい時は倍以上の洗剤を入れます。
さらにアルカリ電解水も入れます。
こちらはPH13.2のアルカリ電解水です。こちらも大体200mlほど入れます。
洗剤の準備が出来たので、ホースを入れます。
排水ホース(細い方)は排水の勢いで抜ける時があるので、このようにクリップなどでバケツと留めておくのがオススメです。
では準備が整いましたので、いよいよエアコンクリーニングを始めます‼︎
エアコンクリーニングのやり方
ここまで準備してやっと、コレが出来ます笑
アルミフィンを洗剤で洗っていきます。全体をしっかりと洗っていきましょう。アルミフィンは見えないですが奥側にも続いています。裏側もしっかりと洗っていきます。
ファンを洗う時ですが、手でファンの回転を制御しながら洗っていきます。これは制御しないで水圧でファンが回ってしまうと、モーターが故障することがあるからです。
ファンに指で触れて回転を制御しましょう!
洗剤で一通り洗い終わったら、外したパーツを洗います。パーツを洗う洗剤はあまり強いアルカリ性だとプラスチック部分が劣化してしまう可能性があります。
念の為に薄めたアルカリ電解水やウタマロクリーナーなどで洗うのが安全で良いと思います。
洗ったパーツは乾かしておきましょう。
パーツ洗いが終わったら、今度は水でエアコンを洗っていきます。ここで洗剤分と剥がれてきた汚れをしっかりと流します。
この濯ぎもとても重要な工程です!
濯ぎが甘いと嫌な臭いが発生したり、カビがすぐ生えてくる原因になってしまいます!
綺麗なエアコンの場合でも出来れば10リットルくらいは濯いだ方が良いと思います。
エアコンクリーン完了
エアコンの洗浄が終わりました!
ベチャベチャに濡れているのでタオルでカバーやエアコン本体を拭きます。ブローイングを持っている人はブローイングでエアコン本体の水を吹き飛ばすのがオススメです。
無い場合は地道に拭けるところをある程度拭きます。
カバーを外しました。清潔になりました。
やはりエアコンを洗うと気持ちが良いです^ ^
外したパーツを戻していきます。パーツがまだ濡れている場合はしっかりと水分を拭き取ります。
パーツを戻し終えたら、また試運転をします。
稼働させた時にファンから大量に水が飛んできます。タオルなどで送風口を覆って水分を受けましょう。
以上でエアコンクリーニングは終了です。お疲れ様でした!
まとめ
今回はエアコンクリーニングのやり方を紹介しました。
いかがだったでしょうか?
何度がチャレンジすれば、このような簡単な機種はエアコンクリーニングが出来るようになると思います。
基本のエアコンクリーニング方法を紹介したのでこれからエアコンクリーニングのプロを目指す方もまずは今回の方法でエアコンクリーニングをやってみてください!
基本は大事ですよー!
頑張ってくださいね^ ^
また他の機種の分解方法について解説している記事もあります。こちらも参考になると思いますので良ければチェックしてみてください!
では、今回は以上です。森のやまちゃんでした。
☆今回使用した道具まとめ☆
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